まずは納車時 
             そんなわけで、306にしたんだけど、やはり納車までに気になるところを何とかしなければなりません。まずはタイミングベルトです。前にいつ換えたかわかりませんから、とりあえず交換です。まあ普通はそれくらいなんだけど、今回は大変重要な部分を何とかしなければなりませんでした。それってパワーステアリングなんですけどね。 
             
             
             実は試乗時から気になっていたんですが、低速走行時などに突然ステアリングホイールが何かに引っかかるような感じで固まり、ハンドルが一瞬利かなくなることがあったのです。元々パワステが重く、取り回しが悪いというのは知っていましたが、こういう不具合だとちょっと困ります。 
             
             
             どうも調べていくと、初期型の306にはこういったパワステの不具合がよくあるそうなのです。その原因がどうやら「パワーシリンダー」という部品にあるらしいことがわかりました。 
             
            
            
              
                
                   その部品ですが、これは後に対策品として出たもので、初期モデルの306に付いていたものとは形状が違っているらしいのです。つまり私の306についている部品は、対策前の構造的に欠陥があるものがついている可能性が高く、早速これの交換をお願いしました。しかしお店のひとは「パワーシリンダー」が聞き慣れなかったのか、どういうものか分からないようでした。それで、雑誌の切り抜きをFAXで送りました。 
                   
                   他に原因として考えられるのはパワステラックの破損やオイルの漏れなどありますが、とりあえずそれで様子を見ることにしました。 | 
                    
                  交換した「パワーシリンダー」 
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            ■かかった費用 
             
            タイミング・ベルト、テンショナー交換→40,000円   パワーシリンダー、パワステオイル交換→34,000円
  
             
             結論から言いますと、最初の1ヶ月半くらいは、時々例の症状が出たんですが、夏になってからは全くと言っていいほど不具合が出なくなりました。ステアリングホイールの付け根部分が擦れていたようなので、ちょこっと油を垂らしてみたところ、引っかかりがなくなり、スムーズになったというのもあります。しかしやはり走行距離を重ねるに連れ、クルマ全体の調子が安定してきたというのが一番の要因ではないかと思います。購入時と現在では明らかにクルマの状態が違いますからね。 
             
             
             
            306ってどうなの? 
             今年(2002年)の冬から春にかけては雪が少なく天気も良かったんだけど、306を買ってからは雨続きなので、はっきり言って雨の中の走行しか印象にありません。そんなことはどうでもいいので、ちょっと306の走りの印象を。 
             
             
             405と比べてもしょうがないんですが、やっぱりすべての点でちょっとイマイチかと思われた。もっともそれは承知の上なんですが・・・。今回306を買うにあたって、あまり気を遣わないと言う意味で、あえてオーソドックスなメカニズムのSOHC
            8バルブのエンジンを選んだんですが、やはり405のDOHC
            16バルブとは雲泥の差。エンジンの吹け上がりや、トルクの出方、サウンド、どれをとっても実に「モノ足りない!」。おまけにギア比の関係か、一番加速が欲しいときに加速せず、イライラします。フラット・トルクでどの速度域からでもスムーズな加速をみせる405とは明らかに違いますね。 
             
             
            
            
              
                
                   ハンドリングに関しては、405の方がシャープです。306は初期操舵ではあまりシャープな動きは見せません。きっとこれはクルマ全体の挙動が306の方がクイックなので、それでバランスを取っているんじゃないかと思われます。それでも得意の中高速のワインディングでは最高の安定感を見せ、プジョーらしい走りを見せてくれます。 
                   
                   シートですが、306の低い着座位置のバケットシートがちょっと疲れます。あまりに良すぎた405のレザーシートがなつかしいです。ステアリングの感触も違います。やはり本皮はいい・・・。こういうところは車格の違いで、どうしようもないところです、我慢しましょう。本来プジョーは安いグレードでこそ、「らしさ」が出るんですから。 
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                  5月、瀬棚町須築にて | 
                 
              
             
             
             
             
             それにしてもこの取り回しの悪さは何だ。小さめのクルマを買ったのに小回りが利かないし、しかも306の致命的な欠点とも言えるパワステには最大の注意を払わなければなりません。こんなことならXTかXRとかのグレードにしておけばよかった。 
             
             
             それでも306は渋滞でも全く神経質になることはなく、故障もないので、気が楽といえば気が楽です。よく利くエアコンとCDチェンジャーで快適なドライブです。そして最近ようやく「306もいいなあ」と思えてきました。306は色とスタイリングのセンスが良く、「オシャレ」に見えます。実は306の一番気に入ってるところが、そこなんですね。(笑) 
             
            
             
             
            更にその後 
             306のヘッドライトは、はっきり言って暗い。405も相当暗かったけど306はそれ以上です。で、バルブ交換なんですけど、XSIは4灯式なのでH1バルブなんです。めんどくせー。けどバルブ交換の効果は全くなし。レンズに問題ありってとこですね。はずして拭けばいいんだけど、そこまでしなくてもいいや。 
             
            
            
              
                
                   ボーナスのあとはタイヤ交換です。今回初めてBSのGRID-G3にしてみました。しかしこれがまたいい!静かだし、ウエット性能はミシュランよりも優れていると感じました。 
                   
                   
                   ところで8月に、たった1日だけど変な現象が起こりました。追い越し加速の際、おそらくトランスミッションだと思うが、ガラガラと異音が聞こえ、加速しませんでした。どうもアクセルを踏み込んでキックダウンするとそうなるようでした。はじめはエンジンかと思ったんですが、感触からいってギアに間違いないと思われます。 | 
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             しかしこの現象はそれっきりでした。その後はいたって快調です。何だったんでしょう、アレは・・・。で、それから最初のオイル交換をして現在に至っております。購入後3ヶ月で8、000キロ走りました。306、けっこう楽しいです。(2002年9月) 
             
             
             
             
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